乙女の祈りのピアノピースを購入し、早速帰宅して弾いてみました🎵変ホ長調で書かれたこの作品は♭が3つです。当時は♭、♯が多い作品は難しいという印象がとても強く苦手意識がありました。
早速イントロからゆっくりと弾いてみました。ペダルを踏み変えるタイミングがよく分からず、多分最初の頃は音がぶつぶつ切れるような演奏をしてたのてはないかと思います。短いイントロの後、早速主題が始まります。右手は全てオクターブで演奏しなくてはなりませんが、手は当時から大きい方だったのでそれほど苦労はしませんでした。
テーマが終ると次は変奏です。32分音符がずっと続く作品で、速い動きが苦手な僕には滑らかに上昇するパッセージが思うように弾けませんでした。次の変奏も殆ど第一変奏と同じ様に書かれてますが、最後の部分にSの字を真横にした様な見慣れない記号がありました。
「これは何だろう??」と一端練習をストップし、本棚に昔姉が小学校の図書館から借りっぱなしでそのまま放置してた音楽用語辞典があったので調べてみました。その記号の名前はターンと呼ばれる記号で、書かれてる音符を一度弾き、その後1つ上の音と1つ下の音をぐるりと回転させるように演奏する奏法でした。CDを聴いていないため「こんな感じで良いのかな??」と自己流でターンの箇所を弾いてみましたが、意外に左手が入るとどのタイミングで回転させれば良いのか分からず苦労しました。第3変奏はテーマと同じくゆっくりとした動きで休憩のような変奏です。右手がヘ音記号になり、右手と左手が交差するように書かれてるのですが、最初に弾いたときはヘ音記号に変わってる事に気付かず、ト音記号と読み間違えて弾いてしまいました。音が変な事に気付き、初めて左手の下で演奏することに気付きました。
第4変奏は再び素早い32分音符が現れますが、音域が狭くなり第2変奏に比べると幾分優しい変奏でした。第5変奏は第4変奏と同じ変奏で、最後に再びターンが現れるように書かれてました。

最後はオクターブの連続でテンポも少し上がり華やかに幕を閉じる終わり方です。

終始同じ調で書かれてることもあり、意外に譜読みそのものは簡単で弾き始めから3日で暗譜をすることが出来ました🎵

ただ、模範演奏をその時点では聴いたことがなく、完全な自己満足ではありましたが一番最初にマスター出来たクラシックのピアノ曲はこの「乙女の祈り」でした。


次回に続く…