高校生活もスタートし、少しずつ新生活も慣れてきました。しかし、人見知りの激しかった僕は中々周りの人と話すことが出来ませんでした。
出席番号順の席で、僕の前には大嫌いなS森、そして後ろの席は広島から通学してる不良みたいな感じのT木君がいたため後ろに振り向いて話すことはしませんでした。
他には野球部のとても長身なY本君が少し離れた席に座ってましたが、「あの人怖そうだな。。授業中堂々と居眠りしてるし目を付けられたら間違いなく虐められる…」と極力目に付かないようにする日々が続きました。

中学生の時はとにかく勉強がついていけなかったため、高校生はついて行かねばと授業は真面目に受けてました。

先生が誰かに質問を投げ掛けても答えられなかったり間違えた回答をする人が多かったため「他の人も分かってないんだ」と中学生の時には無かった安心感のようなものがありました。

僕の頭の中には春休みに購入した電子ピアノの到着が常にありました。しかし、2週間以上経過したにも関わらず、ダイイチから連絡もなく全く納品される気配がありませんでした。

母にお願いして催促の電話をしてもらうも、「もう少々お待ちください」としか言われませんでした。
少し苛立った母は「届かないんだったらキャンセルしようかね!!」と口にしてました。

いつまで経っても届かない電子ピアノ、本当に納品されるのか不安になってしまうのでした。



次回に続く…