スケールの弾き方を覚えたことでそれまで手を出すことが無かった曲も苦手意識が無くなり、少しだけ演奏の幅が広がってきました。
ジブリの曲とドラクエの曲をメインで弾いてましたが、ジブリの曲は「あれ??」と思う音符がありました。カセットテープと聴き比べても明らかに音が違い「確かに楽譜にはこの音で書かれてるのにな…」と言う箇所がかなりの数ありました。
そこで、同時発売されてた同じ東京音楽出版社の楽譜でエレクトーンバージョンの楽譜を立ち読みし、記憶にある音が違う部分を見てみると、エレクトーンバージョンの楽譜はカセットテープで聴く音と同じ音で書かれてました。
「やっぱりこっちが正しいんだ…エレクトーンバージョンの楽譜の方が原曲に忠実なのかな…」とどっちの楽譜を信じたら良いのか分からなくなってしまいました。
あの頃は全く分からなかったのですが、もしかしたらピアノバージョンの楽譜は作曲されたばかりの初版のものを編曲されてたのかもしれません。
事実、この当時オリジナルサントラと別物でハイテックシリーズと言うレコードも発売されててオリジナルサントラを別の楽器編成で演奏して録音したものが収録されてましたが、ハイテックシリーズはミスプリントと思われてた音で収録されてる箇所がいくつかありました。しかし、「これは間違いなくミスプリントだ!」と言う箇所も少なくありませんでした。
ジブリの新作と共に楽譜も合わせて発売されてたのですが、毎回必ず数曲ミスプリントがあり、楽譜通りに弾いても音が合わないと言うのがこの楽譜の定番となりました。
次回に続く…