ピアノ調律師、ジェフスキのブログ

横浜市神奈川区在住、ピアノ調律師ジェフスキのブログ

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    通学途中で目にしたリスト作曲のラ・カンパネラの楽譜が余りにも衝撃的で、「弾けないけど観賞用に楽譜が欲しい」と思うようになりました。そこで再び週末楽器店に行き、ピアノピースを購入することにしました。

    ずらりと300曲の曲目一覧の中にラ・カンパネラの楽譜は160番でした。中を見てみると、2ヶ所ほど下に注意書があり、立ち読みをしたものとやはり少し違ってました。
    「一体これはどんな曲なのだろう…到底一人の人間が弾ける曲ではない…」と思いながらも早速購入し、帰宅してゆっくりと弾いてみました。
    ♯の数が多いため、譜読みはとても面倒でした。聴いたことも無い曲のため雰囲気も掴めず、半分くらいのページを弾いただけで軽く10分は越えました。
    曲が進むに連れて譜読みも指も疲れてしまい「駄目だ~。いくら進んでもゴールに辿り着けないしこんなの一人では弾けない」とすぐに諦めてしまいました。
    「この難しさで難易度C(中級)かぁ。。」と思いながら再度ピアノピースの一覧を見てみると難易度はE(上級)と表記がありました。この時初めて立ち読みをしてる楽譜とこのピアノピースの難易度も出版社も全く別物と言うことに気付きました。
    ちなみに最初にマスターした乙女の祈りはB(初級上)だと思い込んでたけど表記はCでした。

    「3日で覚えた乙女の祈りはCだったのか♪いきなり中級の曲をマスターしちゃった」と少し優越感に浸ってました。

    到底演奏することの出来ないラ・カンパネラ、冒頭の哀愁ある旋律は好みだったため実際通した演奏がどんな感じのものなのかとても気になってしまう自分がいました。


    次回に続く…

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    乙女の祈りをマスターし、少しだけクラシック音楽に興味が出てきた頃、再び学校帰りに本屋さんで楽譜を立ち読みしました。
    まだCの楽譜を見たことがなかったのでパラパラとページをめくって見てみました。
    Cの楽譜は上級者向けの作品だらけのため、見るからに難しい曲、中にはそれほど難しくなさそうな作品などがありましたが、最後のページで「何だこれは??」とそれまで見たこともない、とても難しそうな作品がありました。
    ページ数は12ページで、到底一人の人間が弾くのは無理なのではないか?と思われる楽譜でした。
    ♯の数は五つで譜読みそのものも大変そうで、こんな曲を弾ける人はいるのだろうか…と思いました。
    その曲名はリスト作曲の「ラ・カンパネラ」と言う作品でした。
    この日を境に、「ラ・カンパネラ」がどんな曲なのか、とても気になり始めるのでした。



    次回に続く…

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    乙女の祈りのピアノピースを購入し、早速帰宅して弾いてみました🎵変ホ長調で書かれたこの作品は♭が3つです。当時は♭、♯が多い作品は難しいという印象がとても強く苦手意識がありました。
    早速イントロからゆっくりと弾いてみました。ペダルを踏み変えるタイミングがよく分からず、多分最初の頃は音がぶつぶつ切れるような演奏をしてたのてはないかと思います。短いイントロの後、早速主題が始まります。右手は全てオクターブで演奏しなくてはなりませんが、手は当時から大きい方だったのでそれほど苦労はしませんでした。
    テーマが終ると次は変奏です。32分音符がずっと続く作品で、速い動きが苦手な僕には滑らかに上昇するパッセージが思うように弾けませんでした。次の変奏も殆ど第一変奏と同じ様に書かれてますが、最後の部分にSの字を真横にした様な見慣れない記号がありました。
    「これは何だろう??」と一端練習をストップし、本棚に昔姉が小学校の図書館から借りっぱなしでそのまま放置してた音楽用語辞典があったので調べてみました。その記号の名前はターンと呼ばれる記号で、書かれてる音符を一度弾き、その後1つ上の音と1つ下の音をぐるりと回転させるように演奏する奏法でした。CDを聴いていないため「こんな感じで良いのかな??」と自己流でターンの箇所を弾いてみましたが、意外に左手が入るとどのタイミングで回転させれば良いのか分からず苦労しました。第3変奏はテーマと同じくゆっくりとした動きで休憩のような変奏です。右手がヘ音記号になり、右手と左手が交差するように書かれてるのですが、最初に弾いたときはヘ音記号に変わってる事に気付かず、ト音記号と読み間違えて弾いてしまいました。音が変な事に気付き、初めて左手の下で演奏することに気付きました。
    第4変奏は再び素早い32分音符が現れますが、音域が狭くなり第2変奏に比べると幾分優しい変奏でした。第5変奏は第4変奏と同じ変奏で、最後に再びターンが現れるように書かれてました。

    最後はオクターブの連続でテンポも少し上がり華やかに幕を閉じる終わり方です。

    終始同じ調で書かれてることもあり、意外に譜読みそのものは簡単で弾き始めから3日で暗譜をすることが出来ました🎵

    ただ、模範演奏をその時点では聴いたことがなく、完全な自己満足ではありましたが一番最初にマスター出来たクラシックのピアノ曲はこの「乙女の祈り」でした。


    次回に続く…

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    初夏になりました。乙女の祈りの曲名が分かり、弾いてみたい!と言う気持ちが強くなりました。

    そこで、中学三年生の時に知った全音ピアノピースを購入することにしました。週末に母と駅前の商店街に行き、地元の楽器店(後に就職する会社)に楽譜を見に行きました。

    ずらりと引き出しに入ってる全音ピアノピース、その横に一覧表もありすぐに見付けることが出来ました。

    一曲412円でした。「一曲でこの値段か…ちょっと高いけど本で買うよりは安いし仕方無い」とピアノピースを購入しました。

    手に取るのは中学三年生の時以来でした。やはり中身は学校帰りに立ち読みしてる楽譜とペダルの記号の箇所など微妙に違う所がありました。
    32分音符がぎっしりと書かれた楽譜を見て「弾けるかな~??」とワクワクしながら帰宅して早速譜読みを始めました。



    次回に続く…

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    通学の帰宅途中に立ち寄ったゆめタウンで見た楽譜を記憶に、早速家の電子ピアノでそのメロディーを弾いてみました。するとやはりそれは僕が思っていた曲のメロディーでした。
    その曲とは、中学三年生の時に音楽の授業でクラスメートのH田さんが演奏した曲でした(詳しくはこちはを参照)

    「この曲だったのか~!!」と、それまでモヤモヤしてた事が解決しました🎵

    その曲名は、バダジェフスカ作曲の「乙女の祈り」です。
    乙女の祈り、オルゴール
    (これは私が演奏したものですが、後日カメラで撮影したものを改めてアップします)


    あの日、友達のF本が「お前この曲弾ける??」と言った言葉が頭をよぎりました。「弾いてみたい!弾けるかな??」と言った感じですぐにでも楽譜を購入したくなりました。しかし、一冊1000円以上する楽譜を一曲の為だけに購入するのは高校生のお小遣いでは厳しいものがありました。
    そこで、再び中学三年生の時に初めて知った全音ピアノピースの存在をすぐに思い出しました。
    「あの楽譜は確か一曲400円だったな😃次の休みに駅前の楽器店に行ってみよう」とそれまで弾いた事が無かったクラシック音楽に興味を持つ最初のきっかけとなりました。


    次回に続く…

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    電子ピアノが納品され、学校から帰宅すると真っ先にピアノの前に座り、楽譜を広げて好きな曲を練習すると言うのが日課になりました。
    その時のレパートリーは、ジブリの作品、そしてドラクエのBGMでした。

    学校生活では部活は弓道部に入部し、初めてスポーツを体育以外で行うこととなりました。
    かなり人気の部活で当初は1年生だけでも20人くらい入部した人がいました。

    ただ、不真面目な僕は何かと理由をつけて部活動そっちのけで帰宅することが多く、中々弓を持つ段階には進みませんでした。


    初夏になり、クラスメートのS森と一緒に帰宅することが多かったのですが、いつも学校の近くにある大型スーパーゆめタウンに寄り道して帰宅してました。
    ある日、S森が「ゆめタウンの本屋さん、楽譜コーナーがあったよ」と言ってきたのでその売り場を教えてもらいました。
    数は少ないけどロックやポップス、アニメ等の楽譜が販売されてました。
    その中にドレミ楽譜出版社から出てるピアノ名曲110選と言う楽譜が3冊出てました。
    難易度がA~Cまでのものなのですが、この時僕は中学三年生の時に初めて見た全音ピアノピースとタイアップしてるものだと勘違いしてしまいました。
    全音ピアノピースの難易度はA=初級、B=初級上、C=中級、D=中級上、E=上級、F=上級上と言う分類になってました。
    僕はそのランクで分かれてるものと思い、中級までの曲がこの三冊の本に収められてるのだと勝手に思い込んでしまいました。
    クラシック音楽に全然興味はなかったのですが、Bの本を手に取りパラパラとめくって見てみました。すると中学三年生の時に少しだけ譜読みをしたトルコ・マーチがありました。「あの時二頁目で挫折した曲だ~」とよく見てみるとピアノピースにはあったペダルの記号が無く、指使いも所々微妙に違ってました。「同じ曲なのにどうして違うんだろう??」とこの時とても不思議に思いました。さらにページをめくると、32分音符がやたらと続く、見た感じ難しそうな曲がありました。

    「これでB(初級上)??」と楽譜の音を追って見ると、「あれ?もしかしてこの曲は…」と思う楽譜でした。

    幼い頃からレッスンを受けてない僕は、楽譜を見ただけではそれがどんなメロディーなのか全く頭の中では分からず、ひとまず出だしの右手のメロディーだけ二小節位頭に入れて、帰宅して弾いてみることにしました。


    次回に続く…

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    5月の連休も終え、お婆ちゃんのお店に遊びに行きました。お婆ちゃんは「ピアノは届いたか??」とにこやかに聞いてきたのですが「まだ届かない。ダイイチからも何も連絡来ないよ」と伝えると「鍵盤1つ直すのにそんなに時間がかかるものなんかな?お母さんから催促の電話してもらった方が良いね」と母に再度納品がいつになるのか問い合わせてもらいました。
    そして3日くらいしてようやくダイイチからピアノ納品の連絡がありました。
    契約をして二ヶ月近く過ぎてのやっとの納品です。土曜日の午後に指定してもらい、その日は学校終えると真っ先に家に帰宅しました。

    「いよいよ電子ピアノが納品される!」心の中はかなりウキウキしてて業者さんが来るのが楽しみで楽しみで仕方ありませんでした。

    そして、いよいよ業者さんが来てピアノの組み立てを始めました。
    父もその場に立ち合ってて組み立てる様子を興味深そうに見てました。それまで見たこと無い電動のドライバーで瞬時にネジ締めをしたりする様子を見て「凄いな~」と僕も組み立て様子を見てました。

    組み立てが完了すると電源を入れ、業者さんが冗談混じりに猫踏んじゃったの冒頭部分を弾いて笑いながら「出来ました」と言いました。

    父が「悪いがこの古いオルガン持ち帰ってくれるかね?」と言い、中学3年間弾いてたオルガンは少し寂しいけど引き取ってもらいました。


    オルガンとは違う広い音域、ペダル、音量調整、早速弾いてみましたが、それまで狭かった音楽世界が一気に広がった感じでした✨

    そしてお婆ちゃんに電話をし、「ちょっと一曲弾くから聴いて🎵」と受話器をピアノのそばに置き、一曲弾いて聴いてもらいました。電話の向こうでお婆ちゃんも僕の演奏をとても喜んで聴いてくれました🎵

    この日はとにかく嬉しくて何時間も続けてそれまでオルガンでマスターした曲を次から次へと弾いて遊びました。


    次回に続く…

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    5月に入り、学校では1年生のみ毎年ある夜間歩行が行われました。連休前に夕方くらいから全員バスで山奥に連れて行かれ、そこから翌朝まで学校に歩いて戻ると言う内容でした。例えどんなに気分が悪くなろうとも必ず全員歩いて戻らなければならないと言うもので、一年生を受け持つ先生も歩かなければなりませんでした。
    何十キロもの山道を無事に歩いて戻れるのかと言う不安もあれば、少し楽しみもありました。途中野犬など出没する場所を通らなければならないのですが、周りに大勢の同級生がいることもあり怖いといった感じではありませんでした。

    五月とはいえ真夜中はまだ肌寒く、ぶるぶると震えながら歩くことになりました。

    歩いても歩いても山道、周りもどんどんつかれて会話も少なくなってきました。

    夜明け、やっと山道を降り錦帯橋で一旦休憩をしたのですが、もう疲れと睡魔がピークになり目を閉じるとすぐに眠ってしまう状態でした。

    最後の気力で学校に到着し、自転車で帰宅したのですが、連休初日の昼間は疲れ果てて眠りました。


    連休も終えたころ、ダイイチから電子ピアノ納品の連絡がありました。購入して一ヶ月以上もかかったのですが、めでたく納品日が決まりました。

    ピアノが納品されるのは土曜日、その日を楽しみに過ごす日々が続きました。


    次回に続く…

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    高校生活も慣れてきた頃、周りは仲良しグループ等出来てきました。僕は中々周りと打ち解けることが出来ず、友達が中々出来ない状態でした。
    ある授業中、睡魔が襲ってきてうつらうつらとしてしまい、はっと気付くとその様子を見てたY本君が見てて笑いながら「大丈夫??」と言ってきました。「大丈夫大丈夫!!」と笑いながら答えたのですが、それまで恐ろしいイメージしかなかったY本君の笑顔を見たのはその時が初めてでした。

    苦手な体育の時間になり、特に授業の課題が無かった最初の頃は中学生の授業で行ってた球技を一通りすることになりました。
    最初はバレーボールでした。中学生の授業でバレーボールは一度もサーブが相手チームのコートに入ったことがなく、サーブを打つ度に手が痛くなり苦手意識しかありませんでした。

    自分がサーブを打つ番になり「来たか…」とやけになってサーブを打つと、初めて相手のコートに入り、運良く点数も取ることが出来ました🎵「あれ?いつの間に腕の力が付いたんだろう??」とその後もサーブを打ちましたが、かなりギリギリの場所までボールが届いたりしてネットに引っ掛かるといったこともありませんでした。ただ、コントロールは全く出来ず、どこにボールが跳んでいくのか自分でも分からない状態だったため、相手のチームも打つ度に跳び方が違うボールを打ち返すのがある意味難しかったようです(^_-)
    しかしサーブもアウトになってしまいコートに戻ったのですが、ゲームを仕切ってたY本君は再び笑顔で「ドンマイドンマイ!とにかく楽しくやろう!!」と言ってくれました。
    そのお陰もありその日の体育の時間は楽しく過ごせてことと、人は見掛けだけじゃないと言うことを改めて知ることとなりました。

    こうして少しずつ周りとも打ち解けられ1ヶ月が過ぎ、季節は五月になりました。しかし、三月に購入した電子ピアノはまだ届かず、一番楽しみにしてる納品はいつになるのか分からない状態でした。


    次回に続く…

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    高校生活もスタートし、少しずつ新生活も慣れてきました。しかし、人見知りの激しかった僕は中々周りの人と話すことが出来ませんでした。
    出席番号順の席で、僕の前には大嫌いなS森、そして後ろの席は広島から通学してる不良みたいな感じのT木君がいたため後ろに振り向いて話すことはしませんでした。
    他には野球部のとても長身なM本君が少し離れた席に座ってましたが、「あの人怖そうだな。。授業中堂々と居眠りしてるし目を付けられたら間違いなく虐められる…」と極力目に付かないようにする日々が続きました。

    中学生の時はとにかく勉強がついていけなかったため、高校生はついて行かねばと授業は真面目に受けてました。

    先生が誰かに質問を投げ掛けても答えられなかったり間違えた回答をする人が多かったため「他の人も分かってないんだ」と中学生の時には無かった安心感のようなものがありました。

    僕の頭の中には春休みに購入した電子ピアノの到着が常にありました。しかし、2週間以上経過したにも関わらず、ダイイチから連絡もなく全く納品される気配がありませんでした。

    母にお願いして催促の電話をしてもらうも、「もう少々お待ちください」としか言われませんでした。
    少し苛立った母は「届かないんだったらキャンセルしようかね!!」と口にしてました。

    いつまで経っても届かない電子ピアノ、本当に納品されるのか不安になってしまうのでした。



    次回に続く…

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